元には戻らない、失っていたことも気づかずに。

こんばんは。
残暑、厳しいですね。

本日は眼科に行ってきました。普段は眼鏡で過ごしているのですが、数年ぶりにコンタクトレンズ(ワンデータイプ)が必要となり処方箋が必要になったからです。

老眼デビュー目前の私、乱視もあるのですが、遠近両用に乱視矯正の機能をもった使い捨てレンズはないそうです。初めて知りました。

もし老眼になっていたらコンタクトレンズ卒業なのかなとドキドキの検査の結果、デビューは先送りとなりました。あと数年はいけるかな。。なんて呑気に思っておりました。

ここは眼科、様々な医療機器があります。そこで角膜内皮細胞の数を測定する検査を受けました。「角膜」は黒目ってイメージできるけど、「角膜内皮細胞」ってなんだろう?どうやら「角膜」の奥にある細胞のことだそう。

角膜(黒目)の透明性を保つためには十分な酸素を保つことが重要なのですが、角膜には血管がないので涙からしか酸素が取り入れられません。この「角膜内皮細胞」は酸素不足や加齢によって減少し、一度減ると二度と元には戻らない。

減少が進めば角膜が弱くなるので、目に直接装着するコンタクトレンズは酸素供給の妨げ(涙を吸収しちゃう)になるので使用ができなくなります。減少する原因として、不適切なコンタクトレンズの使用(不潔なレンズ、使用期限の過ぎたレンズ、長時間の装着等)、他は目の外傷や手術等が考えられるそうです。

細胞の正常値は3,000/m㎡とされていますが、加齢により平均値は減少します。また生まれつき細胞が少ない方もいます。

私の測定結果は、1,700/m㎡

これは80歳代の数値だそう。元には戻らない、失っていたことに気づかずに。かなりショックな数値でした。

今回が初めての検査でしたので過去の数値と比較できないため、なぜ細胞が少ないのかその原因はわかりません。18歳から30代前半まではほぼ毎日コンタクトレンズを使用、朝早く通勤電車に揺られ夜遅くでまで仕事していたので連日14時間以上はつけたまま、目の健康なんて考えていなかったな。。

その後、30代半ばからコンタクトの手入れが面倒になって使い捨てレンズにして、購入すら面倒になって眼鏡で過ごすことになってよかったのかも。多少は減少を遅らせることになったかなと自分を慰めています。

ちなみに「角膜内皮細胞」が減っている事に気づけるような自覚症状はありません。もちろん、眼科からはコンタクトレンズの連日装用は控えるようにとのこと。今回購入の使い捨てレンズの目的は着物を着る機会のため、今後もそんなイベント事用に使用することにします。

きれいな空、美しく咲く花、大好きな人たちの笑顔をいつまでも見ていたいですよね。
皆さんも目の健康には気を配ってくださいね。