こんばんは。
Eテレの番組、ネコメンタリー猫も、杓子も。「ますむらひろしとモンとハテナとコマ」を観ました。
猫を愛する作家と猫、その日常を綴るドキュメンタリー番組です。
今回は猫を描く漫画家ますむらひろしさんと猫たち。初夏なのかな?アジサイやホタルブクロなどの季節の花が咲き、柔らかな木立の中でますむらさんが日課の水やりをしています。
広いお庭は手入れが行き届いていてとても居心地がよさそう。猫たちもますむらさんのまわりで思い思いに佇む。そんな距離感もいい。
ますむらさんと猫の関係の始まりは宮沢賢治です。動物も人間も平等に描く宮沢賢治の世界観に共感し、街中で出会う野良猫たちにも自分と同じなんだと親近感を抱く。
そんな折、ますむらさんはテレビで水俣病の実験体にされた猫が苦しみもがく姿を見て衝撃が走ります。人間の愚かで身勝手な行動に対して怒り、その怒りを漫画として表現したのです。
漫画家として人生を歩むなか、数多くの猫たちと一緒に生活を共にしました。家の中には歴代の猫たちの写真が飾られています。そのうち何匹かはお庭に埋葬されたそうで、お庭の手入れをしながら、今は永い眠りについた猫たちの在りし日の気配も感じるのでしょうか。今の猫たちも不思議な縁でますむらさんと結ばれたそうです。猫が猫を呼ぶってあると思います。
恥ずかしながら、ますむらさんの作品を読んだことがないので、調べてみると。。
フジミにも不思議なご縁がありました。
ますむらさんはアニメ映画「銀河鉄道の夜」の原作者の方でした。
この作品、小学生の頃に映画館で観てその世界観に惹かれたのです。このアニメの下敷きを愛用するくらい。当時すでに「銀河鉄道の夜」は読んでいたので、ストーリーは知っていたのですが、映像化された「銀河鉄道の夜」は、私に創造力の翼で自由に羽ばたいていいよって語りかけてくれて、色んなドアがバンバン開いた感触がしました。
フジミが小学2年生の頃に初めての猫が家族となってから、なんだかんだと実家には猫がいます。今は母一人となってしまったのですが、半同棲のような野良猫(彼女専用のハウスが軒先にある)がいるので母もさみしくないかな?来月帰省するのでその野良猫ちゃんと会えるのも楽しみです。