美しい模様が好きです。
身につける服飾品や、カーテン、壁紙、テーブルクロスなどのインテリアやノートなどの文房具類も。私たちの身の回りは様々な模様であふれています。それらは幸せな気持ちにしてくれます。
生地屋さんや和紙屋さん、文房具屋さんは時間が許せばいつまでも見ていたい!そんな贅沢な時間は兼業主婦にはなかなか得られませんが。。
そんな私には垂涎の展覧会が開催中です。
ふくやま美術館
サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 ― 美しい生活をもとめて
2019年7月13日(土)~9月1日(日)
動植物をモチーフにした優雅な壁紙のデザインが有名です。皆さんも一度は見かけたことがあるかもしれません。私も美しいなと思うだけで詳しくは知りませんでした。
ウィリアム・モリスは、イギリスのデザイナー、思想家、詩人など多彩な才能を発揮し多方面で活躍した方です。時は19世紀、産業革命のもたらした大量生産は粗悪品がつきものでした。技術発展の陰に埋もれがちな手仕事に美しさの理想を見出したモリスは、壁紙や家具などを製作し豊かな生活空間を創造していきます。
本展覧会では、壁紙やその木版などがみられるそうです。モリスは晩年、私家印刷所をたちあげ美しい本づくりに夢中になります。
明星大学貴重書コレクション展 ウィリアム・モリス -理想の書物を求めて-
第Ⅰ期 3月22日(金)~ 6月22日(土)
第Ⅱ期 6月28日(金)~ 9月21日(土)
第Ⅲ期 9月27日(金)~12月21日(土)
入場料は無料!
世界三大美書のひとつとして取り上げられる「チョーサー著作集」を手掛けておりその展示もあるそうです。
ちなみに世界三大美書とは
ケルムスコット・プレス刊『チョーサー著作集』(1896年)
ダブズ・プレス刊『欽定訳聖書』全5巻(1903~1905年)
アシェンデン・プレス刊『ダンテ著作集』
だそうです。(詳しくは私も知らないのですが。。)
また印刷に使用した手引き印刷機と同型の展示もあるそうです。蒸気動力を使用した印刷機も当時あったのですが、モリスはこの手引き印刷機にこだわったそうです。
明星大学は私の実家近くにあり、小さいころから親しみのある大学ですが、貴重書のコレクションがあるなんて知りませんでした。
今年の帰省の際、開館日が合えば寄ってみたいです。